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えっ?あのテレビ通販の商品が、「石巻の会社」の商品だったの・・?
数多くの通販番組で目にする「鯨の大和煮」を提供している
缶詰工場の老舗、それが「株式会社木の屋石巻水産」です。
2010年3月2日、株式会社木の屋石巻水産を取材させて頂きました。当石巻経済新聞も地元活性化の起爆剤となれば・・と企画し、「石巻に眠っている、みなさんが知らない情報を引き出そう!」と、これまでにない取材形式を取らせて頂いておりますが、もっともっと熱く石巻活性化に尽力する方とお会いしました。

それが、株式会社木の屋石巻水産の副社長木村隆之さんです。株式会社木の屋石巻水産は、「鯨と共に50年」という石巻の老舗水産加工会社ですが、流通経路は全国に至り、(通販会社13社に商品提供していますので)地元の方より他県の方に商品をお買い求め頂くことが多いわけです。

しかし、石巻の人たちと「地産地消」を通して交流できるビジネスモデルを作りたい!ということで、他の追従を許さない「新たなビジネスモデル」にチャレンジしております。その取り組みをじっくり取材してきました。

←こちらの写真の地、木の屋石巻水産の直売所を訪れたことがありますか?・・まだの方は絶対行くべきです。

なぜなら・・新しいビジネスモデルを作りたい!という熱意を感じる場所だからです。

鯨大和煮缶の写真が描かれた大きなタンクを見ると、真剣さがわかります。中途半端な気持ちでこんなことはできません。

このアイディアの発端は、直売所の地から手のひらを差し出してタンクを写真撮影すると、手のひらに缶詰が乗っかっているように見えるということで、ならばタンクを缶詰と同じペイントにしようと、木村副社長が考えたものです。


そもそも最初の直売所は2007年の12月にオープンして、地道に運営していたといいます。

しかし、1年経って2008年の1月から、月に1度9のつく日(クジラなので)に、イベントをしようということで、1月〜3月の間、新聞に広告を出したといいます。

それがきっかけで徐々にお客さんが増えて来たとのこと。

そして4月からは、お客さんの都合も考えて、9に一番近い土曜日に開催日を変更し、5月には小女子の詰め放題を行い、楽しめるイベントとして、人気を定着させて行きました。

イベントは6月・7月も大盛況で、7月6日のイベントが終わってから、計画されていた、現在の形となるイメチェンを7月7日からスタートさせます。そして、タンク(ペイント)・直売所をリニューアルさせて、8月4日に新装オープンしたといいます。

直売者には、イベントができる舞台を兼ねた、休憩所も完備させました。現在でも毎月9に一番近い土曜日にイベントが開催され、最近では「石巻の女」で有名な、北見宏児さんの歌謡ショーを開いたり、石巻エリアの方々を楽しませる企画も満載です。そういったこともあり、現在では1回(わずか数時間)で2,000人ほどが来店するビッグイベントになっているのです。

そんな株式会社木の屋石巻水産の社屋を覗いてみましょう!

直売所入り口をくぐると、左側に直売者がありますが、奥(正面)に、二階への事務所入り口があります。 二階へ上がると事務所入り口で、この電光看板が来客者を迎えます。電光看板の下にあるチラシは何?・・
電光看板の下にあるチラシの主は・・この方、ベンチャーズの初代リードギタリスト、ノーキー・エドワーズです。(現在、40代・50代で昔ギターを弾いていたおじさんには涙もの)木村副社長が個人的に交流されているというから驚きです。さらに驚く話はありますが、後ほど公開致します。
こちらが直売所入り口です。もちろん、缶詰が販売されています。金華さばの缶詰醤油味は、製造数量に限りがあるそうです。お早めにどうぞ!
色々な有名人が、木の屋石巻水産を訪れております。こちらは、サンプラザ中野さん(左から二人目の方)です。木村副社長が個人的に交流があるそうです。 こちらは菅原文太さん。(前列中央)他にも有名人の写真がありますので、実際に直売所に行ってみてご自分の目でお確かめ下さい。
Kinoya M1という飛行機。模型ラジコン飛行機の趣味を持つ木村副社長のこういった遊び心が面白い!直売所でエンドレスに放映されてるのが、「日本テレビ系列、たべごろまんま」で金華さばが放送されたシーン。土曜日にこの放送があり、週明けの月曜日、火曜日は朝から晩まで全国からの電話が鳴りっぱなしだったといいます。TVの力は恐ろしいものです。
こちらがイベントができる舞台を兼ねた、休憩所です。
月に1度のイベントの時に大活躍する場所です。
こちらの直売所が月に1度のイベントの時オープンになります。2,000人が殺到する戦場?です。

これまで述べたことが、魚町の直売所をベースとした、地域活性化に繋がる取り組みです。しかし・・株式会社木の屋石巻水産の地域活性化に情熱を注ぐ、パワーはこんなものではありません。ここから第二章をご覧頂きます。
木の屋KANKAN「音浴ホール」グランドオープン
2009年11月27日から地域のイベントホールとして開放しております。
所在地石巻市門脇町3−11−1
この看板が入り口の目印です。石巻文化センター、石巻市民病院通りに面しています。 このようにいつでも、営業時間内は門が開いていますので遠慮せずにお入り下さい。
無料駐車場も完備しておりますので、ご安心下さい。 ここはニチロの交差点から撮影した部分です。
こちらがロビーです。へ〜と関心するほど、お洒落な空間です。 入り口入って、右手側です。ここにど〜んと見える「晴舞台」の文字を書いた方は・・なんと・・
「晴舞台」の文字を書いた方は、この方!TBSの有名番組のロゴを描いた、篠原さんです。凄い方です。 河北展で入賞した方の絵も飾られています。こういった地元の方をフューチャーする試みも旺盛なのです。
ちらは中庭のような空間です。写真正面奥側が文化センター、石巻市民病院通りとなります。 ロビーから右・左二手に分かれるのですが、左手側奥に位置する場所にあるのが、音浴宇宙です。
音浴宇宙は35名収容できる音楽が楽しめる空間です。中に入ると、このように高級オーディオがどっしりと構えています。マニアが見れば、よだれが出るような高級オーディオです。(スピーカーはJBL M−9500)価格は明かせませんが、音でいったら、ボーカルなら本人がそこで歌っている感じ、楽器なら生音を聞いている感じ。要は、そこでバンドが生演奏をしているイメージとして捉えてください。そういった贅沢な音を無料で体験することができます。音の凄さはお墨付きで、実際のプロミュージシャンも音の良さに驚き、ここで1日過ごしていたというから、一度聞いたら病みつきになる音浴空間なのです。これぞまさに音のシャワー・・だから「音浴」。これはプロミュージシャンが思わず口にした言葉で、それを頂いて命名したといいます。平日、13時〜17時まで(フリータイム時間)は、無料でご自身が聞きたいCDを持込みして、音のシャワーを体感することができます。ぜひ、未体験ゾーンの音をご自身でご体感下さい。
照明の色を変えるとこんな感じです。音楽に合わせてムードを変えることができます。
ロビーから右手側奥に位置する場所にあるのが、みのるホールです。「みのるホール」というホール名は、音楽好きだった木の屋石巻水産創業社長の名前から命名しております。
みのるホールは、最大130名まで収容できるミニコンサートや個展ができる空間です。このバラバラの椅子が逆にお洒落!あえてバラバラにしているという凝った演出なのです。
ステージから客席、ホール全体を見るとこんな感じです。ミュージシャンなら一度はここで、アコースティックライブを開催したい!という気持ちに駆られると思います。
みのるのホールを左右から撮影するとこんな感じになります。もちろん照明の色も音楽に合わせて変えられます。石巻経済新聞主催、サルコヤ後援のオヤジバンド結成企画も実現したら、「ここでライブをどうぞ!」と、ありがたいお言葉を木村副社長から頂いております。そういったお言葉を頂けると、俄然!テンションが上がりますよね!ミュージシャンは・・
音響を考えると、ドラムレスのアコースティックが最適! ご本業の缶詰もちょっとだけ展示されています。
中庭のような空間も夜はこんなにムードある場所に!まるで異国のリゾートホテルのようですね。
二階もあります、二階廊下を撮影。左手に見える部屋に、ネイル&まつげエクステンション『amo』がオープン。 この部屋が、ネイル&まつげエクステンション『amo』です。オープン日はこちらを参照
二階一番奥は、多目的ホールとなっています。一般催事にご活用頂けます。 とっても広い空間です。これまで、「うさとの服展」が好評を博しているようです。
前述のベンチャーズの初代リードギタリスト、ノーキー・エドワーズが、オフィシャルで発売しているこのアルバムは、木村副社長の企画で実現したといいます。ですので、このアルバムのエピローグに、木村副社長の文章が掲載されています。このCDも音浴宇宙で聴かせて頂きました。

それはそれは・・素晴らしい音です。実は、取材している石巻経済新聞編集部の中井(私)は、ギターを弾くのでもちろんベンチャーズもコピーしております。過去ベンチャーズバンドに所属していた経緯もあり(その時はドラム担当)、ベンチャーズバンドの生音を経験しているので、その音のクオリティーの高さは太鼓判を捺せるものです。
色々な音楽を聴かせて頂き、四時間も滞在させて頂きました!ミュージシャンが1日滞在するもの納得です。

音浴宇宙の今後の活用企画として次のような案が出ています。要は多くの方に認知して頂いて、気軽に利用して欲しいので、ハードルを下げる意味でも「音楽グループやジャンル別の視聴会を開催する!」というもの。

例えば、ビートルズファンが集って視聴会を開催する!
ロックファンが集って視聴会を開催する!
ジャズファン集ってが視聴会を開催する!
演歌好きが集って視聴会を開催する!

または、(昔エフエムレコパル←古い)を愛読していたオーディオファンが集って、音楽鑑賞に浸る!
などなど・・企画は尽きません。

すると多くの石巻エリアの方が該当するので気軽に利用できて、コミュニティーも出来てしまうという・・一石二鳥、いや、相乗効果を考えれば、・一石三鳥にもなるでしょう!

さらに、みのるのホールを活用して、アコースティックバンドのコンテスト・演奏会なども(予定段階ですが)企画しております。石巻で眠っている宝を発掘して、石巻からスターを・・という大きな夢も抱いているようです。そういったバンドが現れた場合、練習場所や市民へのお披露目の場所に活用したいと豊富を語ってくれました。とにかく石巻を盛り上げたい!という熱意に溢れた木村副社長でした。その木村副社長は、このKANKANの館長(KAN長)で、別名、芸脳プロデューサー石野真基(いしのまき)といいます。この辺も洒落が効いていてナイスですね!


木の屋KANKANのホームページ・所在地はこちら

以下が配布されている木の屋KANKAN「音欲ホール」のチラシです。初めて見る方はじっくりご覧下さい。会員になると数々の特典がありますので、詳しくは実際に、木の屋KANKANまで足を運んでご確認、ご入会下さい。

また、同時に木の屋くじら横丁カードの会員も募集しています。実は、「木の屋直売所」と「木の屋KANKAN」のお得な共通会員制度となっています。なんと!先着1,000名まで入会缶詰がもらえます。現在会員数600名ですので、残り400名で入会缶詰は終了してしまいます。この機会に入会しておいたほうが得策です。
編集部中井より〜ここまで手広いビジネスを展開すると、「木の屋さんは何屋さんなの??」という誤解を招くと大変なので、石巻経済新聞代表者の中井がはっきりお伝えします。

一言で言えば、木の屋さんの現在の状態は、石巻を活性化させるというゴールを目指し、試行錯誤しながら進んでいるということです。しかし、誰でもそうですが、自身の専門分野以外のことはできません。

だから、、木の屋さんは本業である、水産加工品を通して、直売所+イベントで毎回多くの石巻市民に喜んでもらうイベントを開催している。

と同時に、木村副社長が得意とする音楽分野・芸能イベントを通しての石巻市民に喜んでもら場を提供している。それが木の屋KANKANなのです。

ごちゃごちゃしているようですが、この2つはきっちり(ミッションも)すみ分けされております。私は、木村副社長と5時間接してはっきり熱意が理解できました。50年の歴史を誇る水産加工品と新規チャレンジしている木の屋KANKANという新分野の取り組み!この相乗効果の集大成が「石巻の活性化」であり、石巻の人たちと「地産地消」を通しての交流なのです。


木村副社長は、石巻の人たちに地元の素晴らしさを再認識して頂き、逆に都会に情報発信したいと語ります。

むしろ、感じました。木村副社長ほど石巻を愛している人はそうは居ないな・・と。そして、木村副社長と私の意見が一致した部分ですが「石巻を何とかしたい!」「活性化させたい!」と思う方はたくさんいると思います。しかし、みんな行動がバラバラなのです。ですから、一致団結して大きなパワーにして、渦を巻いていかないと旋風は巻き起こせない・・そう感じた貴重な取材でした。取材のご協力大変ありがとうございました。

■株式会社木の屋石巻水産
■所在地:〒986-0022 宮城県石巻市魚町一丁目11−4
(鯨大和煮缶の写真が描かれた大きなタンクが目印です)
■電話:0225−23−1234
■FAX:0225−23−1236
■営業時間(直売所):10時〜16時(日、祝はお休み)
※直売所は事務所1階にあります。

木の屋石巻水産の公式ホームページはこちら お店の地図はこちら

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